アメリカの思想家であり建築家、発明家、詩人etc,etc..
で、バックミンスター・フラーというひとがいます。
<バックミンスター・フラーとは?>(Wikipedia)
http://urx2.nu/gS8u
彼の独特な概念のなかで、わたしがいちばん身近に感じられ、
またおもしろいなと思ったのはミツバチの話です。
ミツバチが蜜を集めるのは、ミツバチ視点から見ればただ「蜜が欲しいから」。
けれどひとつ上の視座、自然界視点から見てみると、
彼らはじつは「花の受粉」という大きな役割を担っています。
蜜を求めて花に辿り着き、体に花粉がつく。
そしてその体でまた別の花に蜜をとりにいく。
花はミツバチのおかげで受粉し、つぎの世代が生まれるー。
つまり、ミツバチたちはその小さな体で花の未来、
もっといえば生態系の未来をつくる大役を担っているのでした。
本人たちはただ、蜜を求めて飛んでいるだけなのにね。
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「自分らしく生きたい」と思ったとき、
自分の人生の目的ってなんだろう、何のために生まれてきたんだろうと考え、
それを知りたいと切望することがあります。
そこで気をつけないといけないのは、
その目的がわからないとスタートをきれないと思わないことです。
「それがわかりさえすれば、行動できるのに」と言わないことです。
だって、わたしたちはいまはまだミツバチ的な視点でしか、
世界をみれていないだけなのかもしれないから。
いまの自分ではその理由がよくわからない、でも、
無性に惹かれる
ただ、好き
おもしろい
やってみたい
というか、ついやってしまう
そんなことほど、「それをやって何になる?」「お金にならない」なんて
損得のモノサシで切り捨てずに行動にうつしたほうがいい。
だって、じつはそんな「ただハートが動くところ」や「ついやってしまう行動」にこそ、
「あなたの壮大な役割」が隠れている可能性があるから。
ミツバチがただただ甘い蜜を求めて行動していたと同時に、
じつは「生態系の維持」という大切な役割を果たしていたように、ね。