「思考パターン」がそのひとらしさをつくる

 

自分自身の取り扱いかたを、

わたしたちは驚くほど知りません。

 

自分がどんなことに喜怒哀楽を感じるのか、

モチベーションが上下するのかを把握していないと、

起こるできごとに対してただ闇雲に反応したり、

感情の大波にのまれてあっぷあっぷしたり、

なんだか大変です。

 

そういったストレスがゼロになることはないとはいえ、

もう少しスムーズに自分自身をのりこなして人生を謳歌したい。

そう思ったときわたしたちがまず必要なのは、

その乗り物のような「自分」をちゃんと把握すること。

 

で、この「自分」「自分らしさ」って漠然としていますが、

じつは3つの要素に分けられるのをご存知ですか?


 

・思考のパターン

・感情のパターン

・行動のパターン

 

そのなかでも、今回は「思考パターン」について。

 

例えば同じものごとに遭遇しても、

AさんとBさんではそれに対する反応が違う、といったことは、

誰もが1度は経験しているものです。

 

たとえば誰かが会議に遅刻しても「そんなこともあるよ」とあっさり流すひともいれば、

「遅刻なんてありえない!」と烈火のごとくしかるひともいます。

 

それは、そのふたりの持っている「遅刻」というものごとに対する

「思考パターン」が違うからです。

 

もっといえば、

「そんなこともあるよ」というひと(Aさんとして)のなかには、

「遅刻=○○」という定義づけがない状態。

一方、烈火のごとく怒るひと、Bさん。

Bさんのなかには、

「遅刻=悪いこと」「遅刻=マナー違反」「遅刻=失礼」

等々の定義づけがされています。

マイ憲法のような、絶対的なものとして自分のなかに刻み込まれているともいえますね。

 

だから、その憲法を誰かが破ると怒ったり、

あろうことか自分が破ってしまうとぐんと落ち込んだりするのです。

 

こういった、「ひとつのものごとに対する『思考パターン』」が、

確実にそのひとらしさを表していると思いませんか?

 

わたしたちは、

学校で「思考」の取り扱いなんて教わりません。

けれど、自分がいったいどんな思考パターンー思考グセを持っているのかを知ることは、

自分らしく生きる、しあわせに生きるという意味でとても重要なこと。

 

なぜなら、その思考パターンがあなたをしあわせにしていない、

自由にしていないならば、

あなたはそこをしっかり認識して、

変えていく必要があるからです。

 

次回は、その思考パターンをどうやって把握し、

変えていくかをご紹介します。


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